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2007年6月30日 (土曜日)

硫黄島からの手紙

「硫黄島からの手紙」を観ました。太平洋戦争の激戦地、硫黄島(いおうとう)での日本軍側から描いたハリウッド映画です。

硫黄島からの手紙 (特製BOX付 初回限定版)
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おすすめ度の平均: 4.0
3 眠くなりました
3 あえて
5 死の意味

司令官の栗林忠道中寿が日本の妻や息子、娘に宛てて書いた41通の手紙が発見され本にもなっています。

優れた作品と呼ばれるには、いくつかの要素が盛り込まれているということは何度かお話しました。

その一つに”対極”となるものが必ず表現されています。

例えば、恋愛映画なら男と女が中心的に描かれています。

戦争映画でよくあるのは、個人と組織という対極ですね。

この映画にも現地の最高司令官としての栗林中将、戦地で妻や息子、娘のことを思う、普通の夫であり父親である栗林の姿の両面から描かれていました。

ただし、この映画の主人公は一番下っ端の軍人、西郷で、上官からの指令に不本意ながら従わざるを得ない状況の中で、何とか1人の人間としての尊厳のようなものを取り戻していく姿に多くの人たちが共感したと思います。

これをハリウッドではなく、日本人が描くとどんな映画になったのかというのも興味ありますが・・・

今年に観た作品の中ではお勧めの1本です。

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