子育てとビジネスの共通点とは?
最近、子供のお母さんから、子育てのことでいろいろ相談されることがあります。
もちろん私自身も、試行錯誤しながら子育てしているんですが、最近、読んだ本でシンプルで読みやすい本が明橋 大二さんの 、「子育てハッピーアドバイス」という本でした。
実は、本書の中に、今、私が勉強中のコーチングのやり方にも、非常に良く似た方法がありました。
それは、
”相手の話をよく聞く”
ということです。
私もよく間違った対応をするのですが、
”子供の意見は間違っていて、大人の意見は正しい”
というパラダイムです。
このパラダイムを持っていると、子供が話していることにたいして、すぐさま何か反対意見をいったり、注意したりします。
でも、このようなことを繰り返していると、子供は、自分の親に自由にしゃべれなくなってしまい、だんだんと無口になってしまうといいます。
これは”自己肯定感”というものが否定されづづけることでおきるそうです。
人間は生まれながら存在を認めてもらい愛されたいという欲求を持っていますが、子供の時期にこのような自己肯定感が育たないところに、いくらしつけや勉強を押し付けてもうまく機能しないということです。
コーチングの訓練で、
”相手の話をよく聞く”
ということを体で覚える方法の一つに、ただ、相手の話した内容を心の中で繰り返し、「○○さんは○○なんだ。」ですべて終わらせるということをします。
そうすることで話している方は、自分が話していることをすべて受け入れてくれているという「場」に安心し、よりスムーズなコミュニケーションをすることができます。
ビジネスの現場でも、もしお客様よりあなたのほうがたくさんじゃべっているという方は、
”素人の意見は間違っていて、プロの意見は正しい”
というパラダイムで接しているかもしれませんね。
お客様もいつのまにか、自分のことを聞いてくれない相手という認識で、クチを閉ざしてしまっているかもしれません。
子育てもビジネスでも相手の話を良く聞くということが大切だということです。
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